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    狩衣 (紺小葵地金茶鳳凰紋)    
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 絵柄は紺小葵地金茶鳳凰紋です。もともとは紫地でしたが、指貫の紫とかぶるので紺地に変更して頂きました。
   
 
 
   
   
   
   
 狩衣上腹巻 鎮守府代将軍北畠顕家



 鎮守府代将軍北畠顕家卿。狩衣の上に腹巻を着ている。右手には蝙蝠、腰に佩くのは蒔絵野劒。顕家卿ならいつでも馬に乗る準備ができているはず、ということで物射沓を履く。


 乗馬姿。立烏帽子は本来髻に結ぶが現代人は被るだけ。密着しているので時速40㎞で駈けても脱げないが、押捩で後ろを向くと風圧で飛んで行ってしまうので注意。





 狩衣雪中外乗

 雪が積もったので雪で鷹狩に出かける狩衣の平資盛を再現しようとしたのですが、肝心の鷹を忘れてしまいました。。。代わりに蝙蝠を持ちましたが風圧に負けて骨が折れそうなので全開にできませんでした。

 立烏帽子で少し横を向いて風圧で折り風折烏帽子の再現を試みるも時速42㎞では折れませんでした。更に風の力を加えないといけません。向かい風が強ければ折れます。

 最後に未来人と遭遇しました。




 狩衣 押折 乗馬


垂らしたままだと乱れる

宛帯に挟むと乱れない

 通常狩衣の裾は足元まで垂らすが、そのまま騎乗し乗馬を行うと風で乱れ見苦しい。太刀にも巻き付くこともある。

 これを防止するために裾を畳んで引き上げ宛帯の左腰に挟む。これを「押折」と呼ぶ。押折にすれば騎乗しても裾が乱れることはない。

 凶事の場合は右腰に挟む。





 狩衣下腹巻 源頼光


 鵺を退治する源頼光。狩衣の下に腹巻を着ている。腹巻は正面からは殆ど見えない。脇から見える。



 狩衣下腹巻 平家貞


 平家物語 「殿上闇討」より
 武士ながら鳥羽上皇の信任厚く、内裏清涼殿殿上の間への昇殿を許された平忠盛を、彼の出世を妬む公家達が豊明節会にて闇討ちを企てる。これを察知した郎党 平家貞は狩衣の下に腹巻を着て殿上の庭先に控え、これを未然に防いだ。



 伴大納言絵巻の廷尉


伴大納言絵巻の廷尉。

応天門放火容疑者大納言伴善男捕縛に向かう検非違使一行。悪党面の放免を率いる廷尉は襟をはだける。矢は白羽ではない。弦巻二つ。服装は規定があるのだろうか。

平安時代初期、腰に佩くは毛抜形太刀。鉄の柄、握れば嘸かし手が痛いだろう。



 平治物語の廷尉 源資経


平治物語絵巻の廷尉 源資経

出雲前司光保から信西の首を受け取る源資経率いる検非違使一行。

腰に負う矢は白い羽。

廷尉は検非違使佐/尉の唐名、佐も尉も廷尉ならば資経はどちらだろうか?

毛皮馬上沓をレッグウォーマーで頑張って再現するも左足は指貫で隠れ殆ど見えず…



 狩衣お月見乗馬



狩衣お月見乗馬。
馬には夜目があるから暗くても大丈夫。


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   2008年、2009年の米之宮浅間神社奉納馬弓神事に参加した際の写真です。  

   
   
   
   
  狩衣 (かりぎぬ)

   
   紺小葵地金茶鳳凰紋です。紺地に金茶の鳳凰がよく映えています。この鳳凰の目、笑っているように見えますが…  
   

   
       
   
  指貫 (さしぬき)

   
   八藤丸文様の引き上げ式指貫です。本来は下括り、上括りですが、見た目は変わらない以上、引き上げ式のほうがはるかに便利ですお勧めです。  
   

   
       
   
  平安朝式高烏帽子 (へいあんちょうしきたかえぼし)

   
   本来小結で髻に固定しますが、現代人に髻は無いので、大きさを調整する紐できつめにセットして被ります。  
   

   
       
   
  蝙蝠 (かわほり)

   
   蝙蝠です。扇子に比べて骨が5本と少ないせいか扇ぎ難いです。  
   

   
       
   
  浅沓 (あさぐつ)

   
   木製の沓です。硬すぎるので、これで長時間歩くのは辛いです。  
   

   
       
   
  蒔絵野劒 (まきえのだち)

   
   兵仗の劒の一つで、鞘に鳥の蒔絵が施された太刀です。殿上人が狩衣の時はこの太刀を佩きます。  
   

   
   
   
   
 
 
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